2024年3月に神戸三宮で開催された「神戸投資勉強会」に参加して来ました!
そこで
・【株式会社タスキ】さん(2987)
・【タナベコンサルティンググループ】さん(9644)
・【地主】さん(3252)
の3社の社長さんや役員さんから業績やIRの情報などを伺って来ました。
これがねぇ、、、めちゃくちゃ興味深かったですし、やはり大企業のトップの方のお話は勉強になったんですよ、、、
今後購入したい株式の参考にもなりましたので、今回は各社でお話されていたことの要点や個人的な感想をお伝えしたいと思います!
【株式会社タスキ】さん(2987)
まずは【株式会社タスキ】さん(2987)のお話から。
個人的にはこのタスキさんの社長さんのお話はとても良いなと思いましたし、今後の発展も大いに期待できるので株を買いたいと思ったんです!!
要点としては、
などなど。
不動産業界全体の悩みの種をITで解決することが出来ており、それを他の不動産会社にもシェアしているため参入障壁が高く、ある種の独壇場と化しています。
そのシステムも提携している会社が増えれば増える程、継続すればするほどデータも成熟・洗練して行くシステムを使っており、今後の発展が更に見込めるようです。
因みに既に現在50社と提携しています。(2年後の2026年には350社との提携を目標とされていました)
また、業績も右肩上がりです。
売上、営業経常利益、純利益すべて大きく増加する予想となっています。
株主還元もしっかりと意識されている「タスキ」さん。
2024.9期末が「未定」となっているのには訳があり、実際の予定では「26円」だそうです。
「未定」なのは今月末(2024年3月)に他の不動産会社と合併し、新たに「株式会社タスキホールディングス」となるからなんですって!
ホールディングスとなり、より大きく成長されるタイミングがもう目前なんですね!
今月末に「新日本建物」さんと経営統合されます。
因みに株式移転されるので、もし今「タスキ」さんの株を100株持っていたら、4月になった段階でその100株が「タスキホールディングス」さんの株”224株”になるという状態。
これをどう判断するかはあなた次第、、、!
勢いが【コプロ・ホールディングス(7059)】さんに似ている気がする
以上がざっくり要点なんですが、今回「タスキ」さんの社長さんのお話を聞いていて思ったことがあります。
それが
この会社さん、【コプロ・ホールディングス】の社長さんの勢いに似ているなぁ、、、
というもの。
今年の1月に別会場での「神戸投資勉強会」に参加した時に【コプロ・ホールディングス】(7059)さんという会社の社長さんのお話を伺ったんです。
その社長さんはかなりの”やり手”のように見え、今後の会社や建築業界の展望、どのように発展し業績を伸ばしていくか、今何が必要とされているか、「人材」をどのように確保し大切にするかなどを力説されていました。
その場に居た他の参加者の方ともお話したのですが、
「コプロ」の社長さん凄い、、、
これは凄い、、、今後どんどん業績伸びそうですね、、、!
と皆さん口を揃えて言っていたんです。
※実際、その勉強会の後すぐに僕はコプロさんの株を買ったのですが、2か月経った今見事に10%以上株価が伸びています!
そんな「コプロ」の社長さんと同様に、今回の「タスキ」の社長さんに気概を感じました。
熱弁しつつも40分の制限時間ピッタリにお話は終了。
そして今回の3社さんの中で唯一、最後に
今後、更に発展するよう尽力します。応援を宜しくお願いいたします
と仰っており、それがとても印象的でした。
実はこの「応援をお願いします」という言葉、【コプロ・ホールディングス】のやり手社長さんもIR説明の最後に同じ言葉を仰っていたからです。
そして「タスキ」さんの現在の株価は「1,315円」。
4月にホールディングス化し、今後どう発展していくかが見ものですね!
※この記事の情報は株の購入を促すものではなく、あくまで個人の感想です。株式投資は自己責任で行ってください
【タナベコンサルティンググループ】さん(9644)
続いて【タナベコンサルティンググループ】さん(9644)。
この会社さんの概要としては
・日本で一番最初に”経営コンサル”を始めた会社(1957年創業)
・経営コンサルティング業界のパイオニア
・日本全国、各地域に密着しつつ専門性と総合性でコンサルを行う
・「ファイナンス部門」「デジタル・DX部門」など主に5つのプロフェッショナルチームに分かれており、その時々に応じて各分野のプロが経営サポートを行う
・売上高「3,000億」~「50億円」までの大企業~中堅企業の戦略・実行や実装までを一貫して支援
・各企業内に教育目的で「大学」を設置したり、数年~数十年単位で長期継続してサポートを行う
・海外メディア向けに企業情報を発信出来る「海外プレスリリース」を行える日本唯一のコンサル企業
などなど。
今現在出ている最新の決算では売上は順調に伸びてらっしゃいます。
営業、経常、純利益は前年比でマイナスになっていますが「人材採用コスト」や「デジタルDX化のコスト」などの増加が主な原因だそうです。
大手の会社さんで堅調そうだが、、、
この「タナベコンサルティンググループ」の社長さんのお話を伺って個人的に思ったこと。
言葉遣いも丁寧で、包括的に業態や業績をお話されていて流石大企業の社長さんだな!と思いました。
一方で、コンサルティングする業界ももの凄く多岐に渡るというのもあってか「抽象的な話」が多い印象を個人的に受けました。
「コレがこうなので、今後はこのように発展していく!」
「今この業界に必要なのはココであり、これを強化していく!」
というような具体的な話が比較的少ない印象で、もう少しそこを聞きたかったなと思いました。※僕の知識が足りず、抽象から具体性を見いだせていなかっただけかもしれませんが(汗
それでも社長さんは個人でもこれまでに1000社以上コンサルしている方なので、お話されている内容は勉強になりました。
これを書いている3月9日現在、【タナベコンサルティンググループ】さんの株価は「1,042円」です。
既に大きく成長されている会社さんなので目が離せませんね!
【地主】さん(3252)
最後にお話するのは【地主】さん(3252)。
変わった名前の会社さんですが、以前までは違う名前だったんですって!
近年、主に行っている「地主ビジネス」の認知を上げる為にそのまま社名を変更したそうで。社名を分かりやすくした途端売り上げも伸びたらしいですよ……!
この会社さんのビジネスモデルはとてもシンプル且つ強力なもので、お話を伺っていてとても面白かったんです!
お話の概要としては
・土地を金融商品のように見立て「土地」のみを扱い投資する特化ビジネスモデル
・大手スーパーや薬局など「出店したい顧客」を見つけ、その需要に合った土地を吟味し購入、20年~50年単位で「土地のみ」を貸し出す
・その為、土地を購入した時点で毎月のキャッシュフローが確定しておりそれが更に積み重なる
・土地に関する特殊な法律を上手く活用し、契約が終わった段階で「更地になった綺麗な土地」が返ってくる(上の建物の撤去費用などのコストは一切掛からない)
・つまり「貸した段階で毎月収益があり」「それが20年以上長期で続き」「契約終了すれば商品(=土地)が綺麗な状態で返ってくる」というもの
・また、その土地を販売したりREITとして投資家に出資してもらうことも行っている
・この20年~の長期契約は建物の耐久性、減価償却的に建物側にとってもメリットがある
・この土地のみに絞った「底地ビジネス」は2000年に開始したが未だにブルーオーシャンで、専門で行っているのは日本でこの「地主」さんのみ
・「日本不動産研究所調査」の予測によると、この「底地ビジネス」の市場規模は現在「5兆円」程度であり、2026年には約10兆円規模になる(→市場規模が数年で2倍になる予測)
などなど。
業績に関しては前期に「大きな特別利益」があったため、今期はマイナスのように見えるがもちろん想定内。
そしてその中でも「純利益」は着実に増やしているので問題は無い、とお話されていました。
また、興味深かったのが今まで行っていた株主優待を今年の12月期より廃止するとのこと。
優待を廃止した分、中間配当を開始。
通年で「+30円」もの配当金を出すことを決定したそうです。
このニュースを出した瞬間「株主優待」狙いの個人投資家が離れて一時株価が落ちたそうですが、それも想定内だと。
以前より海外投資家の中で
「日本国内に居る人間」しか受け取れない株主優待は良くない!
配当金で株主還元して欲しい!
という声が大きくなって来ているんですね。
海外投資家がこぞって日本株を買っている今の時代に、この優待廃止⇒配当金増強という変更は追い風になるかもしれませんね。
長期目線の保有としてはとても良い
この「地主」さんのビジネスモデルは初めて聞いたので、個人的にとても興味深かったんです!
20年~ととても長期的に収益を上げ続けるビジネスモデルであり、「10年間は契約解除出来ない」という土地関連の特殊な法律なども上手く利用しているためとても安定性がある印象でした。
その中で株主還元の意欲も高く、更に顧客が「大手スーパー」「ドラッグストア」「学校や保育園」「ホームセンター」「ホスピス」などの社会インフラに関わる業界のため滅多な事では衰退しない業態だと思いました。
生成AIや半導体など何かしらのブームで急騰するような業界ではないでしょうが、安定的に着実に投資する対象としてはとても興味深い会社さんでした!
今現在の「地主」さんの株価は「2,174円」。
今後の発展に興味が尽きませんね!!
神戸投資勉強会では色んな方とお話が出来る!
以上、2024年3月開催の神戸投資勉強会で伺った3社さんのお話でした!
少し余談ですが、この「神戸投資勉強会」では色々な方とお話が出来て面白いんですよ。
毎回(と言っても僕は今回でまだ2回目の参加ですが……)登壇される会社さんのお話の後に、周囲の4~5名ぐらいの方とオススメ銘柄や保有銘柄のディスカッションをする時間があるんです。
勉強会に参加される方には色んな業種の方が居ますが、「株式投資をしている」という共通部分がある為とても面白くて。
因みに今回僕がお話させて頂いたのが
・20年以上コツコツと株式投資を続けて資産が@億円の大台に乗っている、でもそれを奥さんには話していない会社員の方
・海外在住歴が長く、色々と自分の投資手法を試しているエンジニアの方
・もの凄く緻密なメモと分析を毎日行いつつ株のおかげで「社畜」を脱出、毎週数万~数百万という利益を出している株大好きな情熱溢れる専業投資家の主婦の方
という方々。
皆さん三者三様で、でも「株式投資」という共通点が無ければお話するご縁なんて無かったであろう方々。
仕事や性別関係なく色々な方とお知り合いになれるのは単純に面白いなと思いました!
神戸だけでなく東京や大阪などでも開催されているこのイベント。
ご興味がある方はX(旧ツイッター)で「キリン」さんという主催者の方が発信している情報を見るか、Xで「神戸投資勉強会」などで検索すれば出て来ますので探してみてください。
色々な方と知り合ったり話を聞けたり、上場企業の社長さん方の業績や今後の展望のお話を直接聞けるのは面白いですよ!
まとめ
以上、2024年3月開催の「神戸投資勉強会」に参加させて頂いた話でした!
また他の勉強会に参加した際はシェアしますね!
・不動産ビジネスにITや生成AIなどを導入して効率化する第一人者的な会社
・不動産業界は平均従業員数が少なくIT化がとても遅れている
・ターゲットは国内富裕層(現在148万世帯以上)
・一方で空き家問題、相続税の問題も大きくなっている
◆空き家、土地を買い取り家を建て直して売ることで相続税を大きく節税することが出来るというビジネスモデル
⇒例えば、富裕層が持つ空き家の相続が10億円掛かる所を、そこを買い取りIoTマンションを建てて販売することで3億程度に費用を抑えることが出来る
⇒富裕層の相続税対策に大きく役立つ
◆また、不動産業界で悩みの種になっている部分にITを導入し解決、それを他の不動産業者にもシェアすることで業界全体の問題解消+その分野の第一人者になっている
・一つの地域の空き家や建物、周辺をまとめて購入し1つのゼネコンに建て替えを任せることでコストを抑え、その分「買い取り価格」を高くすることで多くの顧客と取引が出来ている